旬粋楽 じゅん

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『青森は、食材の宝庫だと思いますよ。』

津軽なまりがないので出身を尋ねると、神奈川県の大磯だと。 『青森には大手量販店の職員として赴任しました。そもそも料理するのが好きだったのですが、青森の食材に惚れて脱サラしました。』という答えです。 高校卒業から大学生活、就職そして現在までの人生は、本人曰く『ドラマ化してくれないかなぁ』というほどユニークなものだったようです。

若い頃から修行したわけでないので『腕には自信ありません。』とは本人の弁ですが、それを補っても余りあるのが、青森食材の底力だと言います。 この食材なくして、飲食店は出来なかったと。

青森シャモロックの、そのひとつだったと言います。 朝じめしたシャモロックが手に入ることになり、定番メニューとして提供することにしました。 そのレパートリーも季節に応じたものから、いつでも楽しめるものまで。 酒のアテからご飯ものまでと幅広く展開しています。

『豊盃』は、若い兄弟が歴史ある暖簾を守る注目の酒蔵です。 季節ごとに様々な商品が発売されますが、ここでは純米吟醸。 間違いなしの安定感です。

店主の闊達なトークも魅力のひとつです。 調理場から大きな声でお客様と話す姿が印象的でした。 女性客が多いのも納得です。 安心できる、居心地のいい、さらにお客様どおしが仲間になれるようなお店とも言えそうです。 県外出身だからこその目線に、シャモロック名店の可能性を感じました。

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所在地青森県弘前市大字土手町60
(弘南鉄道大鰐線中央弘前駅 徒歩4分)
TEL0172-88-8281
営業時間17:00~25:00(L.O.24:00)
定休日月曜日 総席数30席
平均予算3,500円