衛生

平成24年 受賞者

小鹿 浩嗣  (こしか ひろつぐ)

東青地域

○市町村: 東津軽郡今別町

○経営形態:肉用牛繁殖

○飼養頭数:黒毛和種13頭(成雌7頭、子牛6頭)


同氏は平成8年に旧上磯農協今別支店に雇用されて以降、町営山崎牧場で町有繁殖牛の飼養管理に従事し、人工受精師免許取得後は上磯地域の和牛改良の牽引役を担うようになった。また、上記牧場の空き牛舎を利用し、低コスト肉牛生産を実証している。日常の消毒等衛生管理にも意識が強いほか繁殖交配・育種改良技術でも研鑽に励んでいる。

戸田 広孝  (とだ ひろたか)

三八地域

○市町村: 三戸郡田子町

○経営形態:酪農

○飼養頭数:搾乳牛(ホルスタイン種)46頭


祖父の代から始めた酪農を昭和48年に引継ぎ、優良育成牛の導入などにより本格的に酪農に従事し、放牧酪農を取り入れ乳牛の特性を生かした経営を実践してきた。また、田子町農協酪農青年部会を立ち上げ、初代部会長として地域の酪農の発展に貢献してきた。現在は後継者に引き継いだものの、乳用牛の飼養管理技術は他の模範となっており畜産振興に大いに貢献している。

澤田 恵  (さわだ さとし)

三八地域

○市町村:三戸郡三戸町

○獣医師(指導者)


北里大学を卒業後、共済連獣医師を経て昭和60年より三戸畜産農業協同組合の獣医師、その後嘱託獣医師として地域の産業動物診療の傍ら、飼養管理及び家畜衛生の向上に取り組んできた。現在は三戸畜産農業協同組合代表理事組合長、三戸地方黒毛和種育種組合長の要職も務めるなど地域の和牛振興の取りまとめ役として活躍している。

沢目 公宏  (さわめ きみひろ)

上十三地域

○市町村: 十和田市

○経営形態:酪農

○飼養頭数:黒毛和種100頭、交雑種100頭


平成15年に務めていた十和田市役所を退職し、父親の肉牛経営を引き継いだ。当時は繁殖45頭、肥育10頭の規模であったが、人工受精師と体内受精卵移植師免許取得後は外部導入と併せて改良と規模拡大をし、肉用牛地帯における改良のリーダーとなっている。

馬場 孝行   (ばば たかゆき) 

上十三地域

○市町村: 三沢市

○馬場孝行獣医畜産研究診療所


昭和49年に北里大学を卒業後、青森県農業共済組合連合会を経て、昭和54年に地元である三沢市で開業し、大動物を中心とした診療と家畜衛生に携わってきた。その間家畜防疫員、青森県家畜畜産物衛生指導協会指定獣医師として地域の家畜防疫、予防注射を実施し、家畜伝染病の発生予防に長年従事し、地域の畜産振興に多大な貢献をした。

橋本 勝春  (はしもと かつはる)

むつ地域

○市町村: 下北郡東通村

○経営形態:繁殖肥育一貫

○飼養頭数:繁殖雌牛23頭、肥育牛39頭


平成7年に父親から繁殖牛を引継ぎ、さらに肥育を始めて繁殖肥育一貫経営とした。産肉能力育種価を活用した交配と肥育技術の向上により、全畜連東日本ブロック肉用牛枝肉共進会をはじめとする数々の枝肉共励会で最優秀賞を受賞している。また、同氏は飼養衛生管理基準を遵守するとともに、疾病の発生予防のために予防接種や消毒などの家畜衛生対策にも積極的に取り組んでおり、地域のリーダーとして肉用牛経営の発展に貢献している。


鳴海 晴雄  (なるみ はれお)

津軽地域

○市町村:つがる市 

○つがる市屏風山畜産組合 組合長


同氏は、つがる市屏風山畜産組合において前身の車力村畜産振興組合設立時から役員として改良事業や基盤整備に尽力され、平成21年度から組合長に就任し現在に至っている。また、同組合は当初から放牧地の整備や改良組合と連携し先進地等からの高能力繁殖雌牛の導入を活用した改良にも積極的に取り組み、管内の肉用牛生産の活性化に貢献している。