衛生

令和2年 受賞者

尻屋牧野組合 組合長 寺道 和廣 (てらみち かずひろ)

むつ地域

尻屋牧野組合が管理している寒立馬は、尻屋崎周辺に周年放牧されている重種馬で、東通村及び青森県において貴重な観光資源となっている。

平成26年7月に、仔馬1頭がダニの多数寄生による貧血で死亡したことから、尻屋牧野組合と県及び東通村等関係機関が協力して、定期的にダニ駆虫剤の投与を実施している。これまで6年間継続しており、ダニ寄生が原因で死亡する寒立馬は確認されていない。 

尻屋牧野組合員は年々減少し、令和元年には寺道和廣さん一人となったが、漁業と肉用牛を飼育するかたわら、ダニ駆虫剤のほか馬鼻肺炎ワクチンの接種も行い、寒立馬の衛生対策に積極的に取り組んでいる。