宮崎へ届け!「第一花国」出発式
~第一花国の凍結精液100本、宮崎県へ無償提供~
 
 平成22年10月29日、青森県庁で第一花国の凍結精液100本を宮崎県に提供するため、出発式が行われた。会場には県内の畜産関係者が集まり、無事に届くよう見送った。
 三村知事は、「宮崎県の畜産生産者が1日も早く元気を取り戻すよう祈っています」と挨拶した。
 宮崎県の口蹄(こうてい)疫問題で、青森県の基幹種雄牛「第一花国」の凍結精液100本が宮崎県に無償で提供された。原則的には県種雄牛の凍結精液は通常、県外に持ち出されることはない。三村知事は定例記者会見で「口蹄疫の発生で、宮崎県が種雄牛のほとんどを殺処分しなければならなかった心の痛みは計り知れない。凍結精液を提供し、宮崎県の畜産を支援したい」と語り、無償提供の意を明らかにした。
 青森県は2005年、第一花国と宮崎県の基幹種雄牛「安平」の凍結精液を交換した縁がある。
 
 
【そのまんま日記 東国原 英夫知事 オフィシャルブログより抜粋】
第一花国
 青森県から、青森県の伝説の種牛(第一花国)の冷凍精液100本を本県に寄贈させて頂きたいとの申し出があった。大変有難いことである。基本的には、第一花国の精液は県外には出さないとされており、青森県のお心遣いに心から感謝を申し上げたい。
 第一花国は種雄牛の中では、本県の安平と並び、東の横綱と言われた大変優秀な種牛である。本県が今回殺処分し失った、県所有の種雄牛の中には、第一花国の子供もいた。本県畜産界に、また一筋の光明が射した感じである。
宮崎県で行われた贈呈式
 
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