【唐牛 つぎ子さん】(藤崎町)
酪農家唐牛健作氏に嫁いで依頼、これまでの41年間の長きにわたり夫とともに酪農経営に従事してきた。当初、1頭から始めた酪農は、現在、搾乳牛42頭を飼養する当地域では中核的な酪農家となっている。
日頃から家畜衛生、とりわけ衛生管理に対する意識が高く、積極的に畜舎内外の消毒や環境整備に励むとともに飼養管理技術にも優れ、女性の細やかな気配りがこれまで収益性の高い安定した酪農経営を実践してきた。また、最近の後継者不足の中、ご子息である武氏は跡継ぎとして家畜人工授精師となり、乳量や乳質の向上を目指し家畜の改良にも積極的に取り組んでいる。
これまでの実績は唐牛夫婦が二人三脚で積み上げてきたものであるが、特に飼料高に対するコスト削減や疾病発生予防を含め生産性向上対策については日頃からの内助の功によるところが大きい。 |