発芽試験について |
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今回の堆肥の審査では、発芽試験の結果も大きなポイントとなりました。完熟な堆肥は作物の生長を促進させる効果がありますが、一方で未熟な堆肥は作物の生育を阻害することがあります。 | ||||
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出品堆肥の中でも、上の写真(右)のような発芽不良を起こした堆肥も何点か見受けられました。これらは、堆肥を使ってくれる耕種農家さんとのトラブルを引き起こしかねません。自分の販売・譲渡している堆肥が害が出ない堆肥かきちんと確認してから、使い手に渡しましょう。 | ||||
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〈用意するもの〉 同じ大きさの鉢 2個、 小松菜の種、 堆肥、 土 ① 1つ目の鉢に堆肥:土=1:1になるように入れます。 ② 2つ目の鉢には土だけを入れます。 ③ そこに小松菜の種を50粒ずつ蒔きます。 ④ あとは2週間、同じように日の当たる場所で育てます。 ⑤ 2週間後、発芽がどちらも40個以上(80%以上)確認できれば、その堆肥は発芽不良をおこさない堆肥と言えます。
※ 2つ目の土だけ入れた鉢は対照用です。もし、この鉢も40個以上発芽していない場合は実験は失敗です。種を買い換えるなどしてやり直してください。 ※ 大きい鉢が用意できる場合は、小松菜の種を100粒にして実験してみると結果の精度が上がります。その場合80個以上の発芽であれば発芽不良をおこさない堆肥と言えます。 |
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