地域と共存した資源循環型大規模畜産への挑戦

―『三方良し』(消費者・生産者・地域社会)の商人道精神に根ざして―

有限会社 金子ファーム(かねこふぁーむ)

 


金子ファーム

   有限会社金子ファーム(代表 金子春雄氏、58歳)は、青森県の畜産地帯である七戸町で約130haの広大な用地を有し、ホルスタイン種、交雑種、日本短角種を約8,300頭飼養する、年間の売上高が約24億円の県下一の大規模肥育農場である。

   持ち前の優れた経営感覚と努力で幾多の困難を乗り越え、現在までに成長するに至った同社であるが、ただ利益を追求することが目的ではなく、その経営の根底に流れる理念は、創業以来一環して「安全・安心にこだわった消費者から信頼される畜産物の提供」である。 また、近隣の六ヶ所村出身の金子氏は、地域社会に密着した経営の実践として「環境保全への配慮」「資源循環型畜産への挑戦」そして「地域社会との協調・融和」への取り組みに尽力しており、その姿勢は賞賛に値するものである。

   当事例で高く評価された内容について紹介する。

 

1.地域の概況
2.経営・生産活動の内容
3.地域農業や地域社会との協調・融和のための取組み
4.今後の目指す方向性と課題
 
 
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