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堆肥審査のあれこれ

平成27年11月12日、十和田市において第9回あおもり堆きゅう肥品評会に係る審査会が開催されました。
今年の出品堆肥は県内各地から26点集まりました。
このコーナーでは、堆肥の審査会について数回に分けて詳しくお伝えしようと思います。

まず、今回は堆肥の審査項目について。
審査会には、堆肥を審査する上で基準となる「品質判定基準」なるものがあります。
審査項目は下記の8項目。

判定項目評価
汚物感ベタベタしていないか、使いたいかどうか
悪臭臭いが気になるかどうか
散布の難易・ハンドリングキレイに散布できそうかどうか
生育の良否コマツナの発芽・生育の良否
総合評価上記に加え、肥料成分・重金属等の情報を評価
C/N比(炭素率)牛糞堆肥系(土づくり系)では、肥料成分が多すぎるもの、窒素飢餓の危険があるものを無得点。

豚糞・鶏糞堆肥系(肥料系)では、肥料成分が高いものほど高得点、窒素飢餓の危険があるものを無得点。
EC(電気伝導率)土づくり系:肥料成分の低いものほど高得点。

肥料系:肥料成分の高いものほど高得点。
発芽インデックスコマツナの発芽率、茎長の数値を計算式に入れて得点化。

この中のC/N比、EC、発芽インデックスについては堆肥を分析した値を関数にいれて、点数化します。
その他の項目は、すべて審査員が目で見て、感じて、触って、採点します。
100点満点中、65点が審査員に判断してもらう分になります。

これは、堆肥の優劣をただ分析した数値だけで判断するのではなく、審査員の感じた印象も大事にしたい!
という思いから、このような判断基準になっているのです。

堆肥の審査会について少しでも興味をもっていただけたでしょうか。
次回は、審査項目のうち、C/N比、EC、発芽インデックスについて掘り下げていこうと思います!